5月7日午前、雨のため練習は取りやめ、野球の勉強会をしました。
以下、その内容です。
【①プリントの内容】
塁間の距離 本塁→1塁 23m 本塁→2塁 32.52m
ボールインプレーとボールデットとは
ボールインプレー中はすべてのプレーが有効になります。
ボールデット中はすべてのプレーが無効になります。
ホールデットになる時はつぎの場合です。(すべてではない)
しんぱん ) だきゅう ) とうきゅう ) はんそく )
ストライクゾーンの定義
打者の肩の上部とユニホームのズボンの上部との中間点にひいた 水平ラインを上限とし、ひざ頭の下部のラインを下限とする本塁上の空間をいう(このストライクゾーンは打者が投球を打つための姿勢で決定される)
上の説明で空間を投球のボールが一部でもかすめればストライク
振り逃げについて
第三ストライク目の投球を捕手が正規に捕球できなかった場合に
打者は一塁へ進む権利が発生する(ただし条件がある)
正規の捕球とは投球が地面または他のものに触れず捕手が手またはミットで直接捕球した時は正規の捕球となる
振り逃げが出来ないのは以下の場合の時
無死、または1死で走者1塁、1、2塁、1,2,3塁にいるとき
攻守交代について
スリーアウトで攻守を交代する
(ティボールはフォーアウトで攻守交代・・特別ルール)
攻守交代の時はボールデットとなる
アウトの種類
ホースアウト・・ホースの状態の時走者よりも早く塁へ触球した時
タッグアウト・・ベースに触塁していない走者に触球した時
キャッチアウト・・ 飛球をインフライトの状態で捕球した時
インフライトの飛球とは打者の打球が何にも触れていなく空間にある状態のこと)守備側の身体、グローブにふれても地面等についていなければインフライトの状態である
守備妨害によるアウトの宣告が有った時(走者、打者)
インフィールドフライが宣告された時(打者)
ツーストライク後の投球をバントしてファウルボールになった時
ラインアウト・・走者が野手の触球をさけ塁間を結ぶ直線から 3フィート以上はなれた時・・・3フィートは約90センチ
捕手が正規に捕球し第三ストライクの宣告をうけた時
後位の走者がまだアウトになっていない前位の走者を追い越した時
飛球が捉えられた後走者が帰塁するまでに野手に身体またはその塁に触球された時
スリーフットラインについて
1塁へ向かうファウルラインの後半部分にひかれている線の事
走者は基本この線間を走る・・走路を外れファウルラインの内側を走ると守備妨害とされることがある
ホースの状態とは
打者が走者となったために進塁の義務が生じた走者が次の塁に触れる前に野手がその身体またはその塁に触球した時
べース(塁)の占有権
ホースの状況が発生したときは後位の走者に次ぎの塁の占有権がある。
それ以外の場合は投手の投球時に占有していた走者にその塁の占有権がある。
【②コーチの話したことを加えました】
2016/05/07 ブルースターズ 勉強会
1.塁間の距離について
少年野球の塁間 23m 本塁2塁 32.52m
2.インプレーとボールデッド
インプレー :プレー続行中で、すべてのプレーが有効。ランナーは進めます。
ボールデッド:プレーしてはいけません。プレー中断。ランナーは進めません。
・審判がタイムといったとき。自分がタイムといってもだめ。あくまでも審判が言った場合。
・ファールと言ったとき。(ファールフライを取った場合にはインプレー:タッチアップOK)。
・打球や送球が外の白線を超えた場合。
・チェンジの時。
・ボークの時。
・ボールが審判や捕手のマスクやプロテクターに挟まったりした時。
・打者に投球が当たった時(キャッチャーが取る取らない関係なく
※三振して体に当たった場合にも、ボールデッドになるため振り逃げできない。
・反則打球(バッターボックスから踏み出して打ったとき:完全に出たらアウト。踏むのは大丈夫です。スクイズの際によくある。なお、空振りの場合には関係なし。また、空中にある間はOK。(キャッチャーの捕球の妨害をしたかどうか)
・結論:勝手な判断で動かない。何もわからなかったら、ベースにいましょう。ベースコーチやベンチから教えてあげましょう。
(コメント)
・インフィールドフライはランナーはよけましょう。当たるとアウトになるから。
・投球を背中に外すと危険投球となる。
・スクイズはランナーは思い切ってとにかく走る。外されるのは相手が上。外されたらほかのランナーのために粘ろう。
・ランナーに出たときに、どういうプレーをしないといけないか想像して準備をしておく。
・ノックの時は、バットに当たる瞬間から見ていれば早く動ける。練習の時からしっかりそういう癖をつけよう。飛んでからでは遅いよ。
・ベースコーチはランナーが見れないところを見て指示すること。2塁ランナー走塁時のレフト方向のあたり、等。
3.ストライクゾーン
打つ格好をした状態で高低を考える。普通の打撃姿勢の時の高さで判断されるので、バント姿勢で低くなっても、もともとの構えの高さで判断される。どこに立とうが、ホームベースの上の高さで判断する。よって、ホームベースに近くに立ったほうが判断がしやすいが、自分が見極めやすいところに立とう。ただ、前はむつかしい。打つ前にホームベースの位置を確認しよう。
・バッティング練習の際には、ボール球を振らない!
・ベースにかすればストライク。2ストライクの「広くとれ」はそういった意識が大事。ベースにかする範囲はとても広いから、練習で体感しよう。
・2ストライクでは、ひょっとしたらストライクかも?、は打っていこう。
(コメント)
・2ストライクまでは「ここを打つ(高さ・コース)」ときめて打席に立とう。
・打席でのすべてのボールに対してタイミングをとる。バントの姿勢ではそれができないからもったいない。
・ピッチャーも初球はストライクがほしい。振ってもストライク、振らなくてもストライク。どうせなら振っていこう。ただ、ランナーがいるときは少し考える。
・打って塁に出よう。四球はチームにはありがたいけど、本人はつまらない。消極的にならずに、しっかり打って出る気持ちを持とう。
・3ボール0ストライクの時で、待てのサイン以外なら、フルスイングする準備をして、フルスイングできるところだけを打つ。
・投手が3ボールにしたら、置きにいかない。そんな時ほど腕を振って一番速い球をど真ん中へ投げよう。
・投手は、打たれるのを怖がらない。四球よりも、野球ができて守備は楽しい。
・全打席ヒットは打てないから、自分を打席の中で追い込まない。全力でやって、思い切り振ろう。もったいない。
・打たなくてもいい局面で、無理に打ちに行く必要はない。
4.振り逃げについて
振り逃げは、振らなくても大丈夫。見逃しでも空振りでもキャッチャーが正規(ノーバウンド)で捕球できなかった場合に発生する。
・空振りワンバウンドでも、プロテクターにあてての捕球でも起こる。
キャッチャーがわざと落として、(ホースプレーでの)ダブルプレーを取るようなずるいプレーは認めません。それ以外の場面で起こります。
・2アウト満塁、三振、キャッチャーがこぼしたら?
キャッチャーは走ってくる三塁ランナーをアウトにできる(ホースプレーだから、拾ってベースを踏めばよい。ほかの塁でもできる。)
5.アウトの種類
・ホースアウト
ランナーに進塁義務が発生する場合(次のランナー(バッター)のために今いる塁を空けなければならない状態)に、守備がランナーより先にボールをもって塁についたらアウト
タッチアウト
ホースプレー以外のアウトを取る際に必要
※場面場面で、どのようなアウトとなるかを常に考えておく。
キャッチアウト
フライが上がり、ボールが何にも触れない状態でキャッチすること。フェンスに当たったりした場合にはだめ。 なお、タッチアップは最初の守備の人にボールが当たった瞬間にOkとなる。 レフトとセンターの間にフライが上がって、レフトがお手玉した球をセンターが地面につくまでの間に取った時は、レフトが触った瞬間にスタートすることができる。
タッチアップのアピールはしっかりすること。ボールをもらって、「タッチアップ早くありませんでしたか」と言うこと。ベースの踏み忘れにしても同じ。守備側はしっかり見ること。なお、アピールはインプレー中に行う。タイムがかかっていたら、そのあとプレーが再開されたときに打者に投げる前に行うこと。
(コメント)
・一人の失敗を全員で共有しよう。
・審判をやるときにも、触塁、離塁は必ず見ること。
・守備妨害
その時点でアウト。ボールデッド。
・インフィールドフライ
バッターは自動でアウト(落としても)。ランナーはボールを落とした場合には、走りたければ走ればいい。守備はタッチプレーとなる。
・ラインアウト
挟殺プレーの際などに、タッチをかわすために大きく(90センチ)走路(塁間直線ではなくて、ランナーの位置と次の塁の間の線を基準にする。挟まれているうちに塁間直線に戻っていくのは、基準が修正されるので、最初の段階でそれないように!)から外れるとアウト。
・ランナーの追い越し
追い越した人がアウト。
・フライ捕球によるランナーの帰塁前に守備がボールをもって塁につけばアウト。タッチはいらない。
7.3フィートライン
送球妨害などを防ぐためにあるライン。三塁側からの送球がそれて3フィートライン側にファーストが捕球に来たときは、このラインから外れてでもよけないと守備妨害となる。あくまでも守備優先。ファーストでのプレーのためにあるので、外野への打球の場合にはラインは気にしないでよい。
8.ベースの占有権(誰にベースの優先権があるか)
・ホースの状態が発生した時には後のランナーにある。
・それ以外の場合には、ピッチャーの投球時にその塁にいたランナーにある。
(コメント)
セカンドランナーのサードゴロの際の動きについて、アウトにならない程度の位置でサードをひきつける。サードランナーも同じ。守備側は、ひきつけられ過ぎないように注意をする。
9.コリジョンルール
簡単に言うと、キャッチャーはブロックしてはいけませんよ、ランナーはキャッチャーの体にぶつかってはいけませんよ、ということ(衝突防止)。キャッチャーの守備位置とランナーの走路について注意をする。※そもそも、ブロックは禁止。ファーストも考え方は一緒。
キャッチャー
ボールが来るまでは、ベースの前で、ランナーの進路に入らない。ベースの左上は捕球時も空けておき、ホームベース付近の走路も空けること。送球がそれた場合は構わない。
ランナー
キャッチャーの立ち位置と、開けなければならないベースの位置から考えると、ベースの左下をめがけて滑るのが、キャッチャーから一番遠くてタッチされにくい。回り込んで滑る。
10.タッチアップ
ライトに上がった飛球は、ランナーが自分で判断できるが、レフトは振り返ってのスタートになるので遅れやすい。そのために、サードコーチャーがしっかりと指示をする。それを任せられるようなコーチャーになりましょう。(盗塁も同じ)
(コメント)
・自分の打球を見ながら走らないように。その分遅くなるので、コーチャーの役割が重要。
・カバーはランナーを進めないために行うので、位置を確認し、素早く入ること。カバーをして終わりじゃない。そのランナーを止めることが目的なので、素早く行うこと。内野手はカバーした人へのカットに素早くわかりやすく入る。
・守備の構えのタイミングは、ピッチャーが投球に合わせて構える。ピッチャーが投げる前から構えると固まって動けないし、投げても構えないと遅れる。ピッチャーが投げたらもう打球に集中する。どういう打球が飛んで来たら、どこに投げるかをしっかり予測する。
・捕球は、勘でとらない。グローブに入るまではボールから目を絶対に切らない。
・練習や練習試合では、思い切ったプレーをすること。練習試合では勝ち負けは関係ない。練習は挑戦の場。思い切ってやろう。
・バントは、「あなたはアウトになってください」という考えの下で行うので、きちんと構えを作って、しっかりとバントをする。自分が生きようと思って動きながらしない。そして、転がったのを見て走ればよい。
振り逃げ、インフィールドフライ等発生条件などをまとめました。違っていたら教えてください。